9月30日から10月1日にかけて台風24号が日本列島を縦断し、東京都内でも強風が吹き荒れ、特に八王子市では風速45,6mを記録しました。幸いに七国4丁目内では大きな被害がなかったものの、市内では強風で小屋が倒壊したり、立木が倒れるといった被害もあったそうです。
今年は7月5日から8日にかけての西日本豪雨災害、9月4日には台風21号による関西を中心とした風水害、そして9月6日には北海道胆振地方で震度7の大地震が発生し、広域かつ大規模な山崩れにより多くの方々が犠牲となりました。また、いずれの災害においても電気、水道といったライフラインがダウンして長期間にわたり日常生活に大きな影響を与えました。まさに今の日本は災害列島と化しており、将来的にも首都直下地震、南海トラフ巨大地震そしてスーパー台風など、大規模な自然災害の発生が危惧されています。特に地震については日本国中いたるところに活断層が存在し、いつ、どこにいても地震の被害に遭いかねない状況にあります。
いうまでもなく、地震や豪雨などの自然災害は人間の力で防ぐことは不可能です。私たちができることは、このような災害による被害を如何に軽減させるか、生き抜くために如何なる対策をとっていくかしかありません。つまり、日頃から災害対応について関心をもち、自分たちででき得る対策を講じておくことこそが被害の軽減につながるものと考えます。災害は待ってはくれませんので、各ご家庭の家族構成に応じた食料品や飲料水の備蓄をはじめ、非常用トイレや薬品類、照明器具、ラジオなどの情報収集機器等を自ら用意しておくことがとても大切です。
来る11月10日(土)13時から、七国西公園にて「七国四丁目自主防災会」主催による防災訓練が行われます。当日は「給食訓練」、「初期消火訓練」そして「応急救護訓練」など、八王子消防署みなみ野出張所の所員の皆さんの支援を得ながら訓練を進めることとしております。多くの住民の皆さんのご参加によって、日頃からの防災対策について少しでも関心をもっていただける機会になれば幸いに思います。
なお、当日雨天の場合には、同時刻から八王子消防署みなみ野出張所の庁舎をお借りして訓練を行うこととしております。
七国四丁目自主防災会・アドバイザー 秋山 惠(東京消防庁OB・消防大学校客員教授)