コラム

No.22 年末・年始の防火・防犯対策 (2017.12.7)

 いよいよ寒さが厳しい季節が訪れました。全国各地からも例年より早い降雪のニュースが届いているところです。この時期、暖をとるためにいろいろな暖房器具が使われますが、各ご家庭ではそれぞれの器具に応じた正しい使用方法を守り、火災や火傷事故などが起きないよう細心の注意をしていただきたいと思います。たとえば、石油ストーブへの給油は必ず火を消してから行う、燃料タンクの蓋は確実に閉めて油漏れを防止する、さらには石油ストーブも含め、暖房器具の近くに可燃物や洗濯物などを放置したり、吊すことがないよう十分な配意をお願いしたいと思います。また、電気の暖房器具についても、使わないときはスイッチを確実に切る、コードをコンセントから抜くなど、基本的な取扱いを心がけてください。


 消防機関では、12月から翌年3月までを「火災期」と称していろいろな消防活動対策や火災予防広報に努めていますが、各ご家庭での出火防止対策やご家族の間での注意喚起が何よりも大切ですので、あらためてご自宅の安全チェックをしてみてはいかがでしょうか。


 一方、年末・年始には留守になるご家庭も多いことと思います。このような時季には空き巣が増えたり、混雑した街中ではスリの被害も多くなるようです。また、放火による火災の可能性も考えられます。年の変わり目には何かと気ぜわしくなって、人々の注意力も散漫となるようですから、ご近所のことも含めて防火はもちろんのこと、防犯対策にも留意しましょう。

 

 ところで、夜間、七国四丁目周辺を歩いてみますと、電柱に取り付けられている街路灯(市では「道路照明灯」と称しています)が球切れで周囲が暗くなっている状況を時折見かけます。暗い場所はいろいろな犯罪を招きかねませんので、お気づきの場合は八王子市の「補修センター」(☎042-625-3526)へ速やかに連絡をとっていただきたいと思います。その際、照明灯の電柱への取付け部分にある「道路照明灯番号」(写真参照)を伝えることで、市も早い対応がとれるとのことです。


 平成30年も「安心・安全な七国四丁目」を実現していくため、「七国四丁目自主防災会」会員の皆様のご協力を引き続きお願いいたします。  


自主防災会アドバイザー 秋山 惠(東京消防庁OB・消防大学校客員教授)

 

道路照明灯番号
道路照明灯の支柱に取り付けられている道路照明灯番号