コラム

No.12 消防博物館のご紹介 (2015.9.17)

 先の七国四丁目自主防災会役員会の席上、「消防博物館」が話題となりました。既に見学された方もいましたが、多くの自主防災会会員の皆さまにも是非一度はご覧いただき、消防の歴史に触れて、今後のご家庭での防災対策に活かせてもらえれば幸いと考え、今回は博物館の概要を説明することとしました。


 「消防博物館」は新宿区四谷3-10に所在する東京消防庁四谷消防署の建物と一体として設置されています。東京メトロ丸ノ内線の「四谷三丁目駅」②番出口に直結されており、駅から博物館地下1階にすぐ入館することができます(月曜日休館、開館時間9時30分~17時、入館無料)。
 この博物館は、東京消防庁が都民の皆さんに消防の歴史に触れてもらい、防火・防災意識の向上を目指して開館したもので、江戸時代の「町火消し」から現代の消防組織・制度に至る消防装備品、消防車両、文献などを展示する、国内では唯一の博物館です。こどもから大人まで楽しみながら見学ができるよう、ジオラマ展示やクラシック消防車、消防ヘリコプターなどの実物展示で大変人気のあるスポットとなっています。


 展示フロアーは地下1階から5階までで、6・7階は図書資料などが用意され消防のことをいろいろと調べることができるフロアーとして利用されています。また、10階には展望休憩室も設けられており、長い時間の見学で疲れた時に一息つくスペースとしても人気があるようです。


 次の写真は消防博物館の展示の一部分ですが、百聞は一見に如かず、どうぞご家族でお出かけいただき、消防の歴史の一端に触れてみて、ご家庭の火災予防、防災について一家で考える機会にしていただければ、有意義な一日となるのではと思います。


馬牽き蒸気ポンプ (明治)
馬牽き蒸気ポンプ (明治)
初代消防ヘリコプター (昭和)
初代消防ヘリコプター (昭和)

東京消防庁 消防博物館


(自主防災会アドバイザー 秋山 惠)