<七国4丁目自主防災会第1回総会>

2013年5月19日(日) 七国小体育館にて

出席 111世帯

 

【第一部 設立総会】

<会長より>

  本日はお忙しい中七国4丁目自主防災会総会にお集まりいただきありがとうございます。日頃から、七国4丁目のよりよいまち作りへのご理解ご協力をいただい ておりますこと、この場を借りて御礼申し上げます。昨年の12月に「七国4丁目自主防災会」が立ちあがりました。加入者は5月1日現在で483世帯、全世 帯の84.7%となっております。安心・安全・明るい町をめざして一緒に前進して参りたいと思いますので、皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

  「災害はわすれたころにやってくる」というのは寺田寅彦の言葉です。災害直後の緊張感や心構えを忘れることを戒めた言葉だと思います。「自分だけは大丈 夫」という気持ちがあり、少しずつそういう心が薄れてきた頃、3.11の大震災がありました。この歴史上例を見ない大震災は、2年以上たった今も、記憶に ふかく刻まれております。日本人として決して忘れてはいけない出来事だったと思います。いつ何時このような緊急事態が起こるか、予測することは出来ませ ん。不謹慎な言い方かもしれませんが、復興地の方々の姿は、私たちの姿でもあるのです。私たちはこのことをかけがえのない教訓として、日頃から笑顔であい さつを交わし、明るく助け合いながら暮らすことの出来る町、七国4丁目を作ることを原点に活動させていただいております。今後の活動に対する要望、お気づ きのこと等ございましたらお気軽に役員にご相談いただきたいと思います。行政、消防署、学校、警察署、諸施設と連携をとりながら答えを出していきたいと 思っております。役員一同、会員のみなさまと力を合わせてひとつひとつ、進めて参りたいと思っております。是非とも力をお貸しいただけますよう、切にお願 い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

 

<来賓挨拶>

●七国小学校校長 清水俊幸先生

   本日七国4丁目自主防災会設立総会、まことにおめでとうございます。七国4丁目の皆さまには、日頃から本校七国小学校の学校教育、教育活動にもひとかた ならぬご協力をいただいております。ありがとうございます。4丁目のみなさま、ほんとうに防災に対して強い意識をお持ちだと思います。強い意識を持つとい うことでみなさんが一体となっていらっしゃる姿、素晴らしいと思います。危機意識というものは私たちの生活の中で常に考えていかなければならないことで す。それを地域の皆さまがこれだけまとまって一体となって考えてくださっている、こんなに素晴らしいことはない。私たち学校教育におきましても、緊急時に そなえ、昨年度、食料ビスコと飲料水を全児童数分を用意しております。毛布についてはまだ児童数に足りませんがよういしております。子どもたちにも毎月1 回安全教育を実施しております。3.11についても、忘れることなく、子どもたちと一緒に考えていくように指導をしております。八王子市においても、学校 危機管理対策検討委員会というものが立ちあがっております。内容等、こまかいことは分かり次第またみなさまにもお知らせ致したいと思いますが、市全体とし てもこういった取り組みが始まっているということをお伝えしたいと思います。4丁目、七国地区のみなさんと学校とシッカリ手をつなぎ合って行きたいと思い ます。防災を通じてこの七国地区、まとまっていけたら素晴らしいと思います。

  本日の総会を通して、4丁目のみなさん、よりいっそう、一体となっていって下さい。そして、ぜひ、笑顔のたくさんある、素晴らしい4丁目になりますよう、 今までにも増してすてきな町になっていきますよう、お祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。本日はおめでとうございます。

 

●八王子消防署みなみ野出張所所長 石川忠男さま

 本日はおめでとうございます。七国4丁目の皆様に一番近い消防署が、みなみ野出張所でございます。みなさまにはサイレンの音など、ご迷惑をお掛けしております。

  設立総会に先立ちまして、防災に関わる立場からのお話をさせていただきます。実は4丁目には町会、自治会、自主防災会がないということで、町会経由で市か ら配布されている案内などが届いていないという状況がございました。自主防災会が立ちあがり、こちらをとおして色々とご案内が出来るようになりますこと、 嬉しく思っております。東京消防庁では、すべての町会自治会等々に職員がひとりずつ担当ということでつき、代表の方といろいろなお話をさせていただいてお ります。こちらにもこれから様々なお話をさせていただけると思います。よろしくお願いします。

  また、自主防災会と消防署のつながりで、他の地域の活動などをご紹介できることもあるかなと思います。隣の地区、寺田・大船防災会議という合同の会議をつ くっております。そちらも、これから自主防災連合というものを立ち上げていく予定です。そちらでは先月、「避難所運営訓練」を行いました。小学校の体育館 に避難して、そこをどうやって運営していくのかという訓練です。八王子市の職員がきて確認したりすべき所ですが、実際の災害時に職員が来られないときなど を想定して、誰がどのように、ということを考えて訓練を行いました。こういった活動など、今後も各地域のいろいろな訓練の内容などもご紹介して、消防署と 一体となった訓練も出来るかなと思っております。また、みなみ野出張所はみなさまの一番近くにある消防署です。訓練施設として色々な設備もそろっておりま す。ぜひ消防署をご活用下さい。

  最後に一つお願いがあります。藤塚会長がこれまで大変一生懸命やって下さっていることを存じておりますが、役員のみなさん、会長にすべてを任せるのではな く、ぜひそれぞれの責任において分担していただきたいと思います。会長が不在の時に災害が起きたらどうにもならないというのではなく、役員がそれぞれ分担 することでいつでも活動できる会であっていただきたいと願っております。

 今後とも、みなみ野出張所職員27名、顔の見えるお付き合いをさせていただきたいと思いますので、大いにご活用下さい。本日はおめでとうございます。

 

●八王子市長 石森孝志さま

 本日は設立総会開催お祝いを申し上げます。設立に際し、藤塚会長はじめ、多くのご尽力をいただきました。感謝申し上げます。

  東日本大震災から2年、八王子市からも職員を派遣したり、被災地から八王子市に移り住んでいる方も300人ほどいらっしゃいます。そういった方たちへの支 援も続けております。大きな震災を通して、自助共助の大切さを、多くのみなさんが感じたことと思います。自然災害は食い止めることが出来ませんけれども、 市民力、地域力によって、被害を最小限にくいとめる「減災」というのは可能だと思っております。市民のみなさんと行政でシッカリと連携を図りながら安全・ 安心の町を作り上げていきたいと思っております。せっかく自主防災会が設立されたわけですから、ぜひみなさんにはこれを機にみなさんの手で安全な町を作っ ていただくという目で、様々な取り組みを続けていただきたいと思います。設立に関しましては、多くのみなさまにご苦労をいただきました。重ねて御礼をいた しまして、ご挨拶といたしたいと思います。おめでとうございました。

 

※丘の上レジデンスの施設長にもご列席いただきました。ありがとうございました。

 

 

【第二部 2013年度総会】

議長選出  堀 さん

議長より    入会世帯数483、出席世帯数 111, 委任状236 となっております。

     出席+委任状の世帯数で過半数をこえております。

 

●役員担当紹介

●活動報告 

●会計附則

●加入・退会規則

 

<質疑応答>

・新しく転入してきた方への案内方法について

〈回答〉 新規転入の方には、役員・ブロック長を通して書類一式、ご案内をお届けできるようにしたいと考えています。

 

・会費1000円の設定の根拠は

〈回答〉この後予算案の提示をさせていただきますが、以前にみなさんにお願いしたアンケートで一番多かった回答が1000円でしたのでそちらで決定しました。なるべくお金のかからない形で活動していけるよう考えていきたいと思います。

→ 会費をきめてその中で活動費を決めていくのか、使う額を決めて会費を決めていくのか、ということ。活動内容がどんどん増えて会費が上がっていくようなことにならないよう、お願いしたい。

 

・回覧板について 鈴か何か、音がするものをつけてもらえると分かりやすい。ポストに鍵がかからないので、盗難防止にもなるかと思う。

〈回答〉回覧板はできれば手渡しを基本にしていただきたいというのが私どもの考えで、顔の見えるお付き合いをしていただきたいと思っておりますが、今後役員会で検討して参ります。

・8割の加入世帯ということだが、未加入の2割の人たちへの対応をどのようにしていくのか。加入していないからだめというわけにはいかないし、どのように考えているか。

〈回答〉非常時に、加入・未加入という差別は考えていない。困ったときにはお互い様と言うことでやっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

・未加入の2割の方の入会率を上げていく方法を考えているか。

〈回答〉ホームページを開設しました。今は議事録などを載せているだけですが、入会申込書など、随時掲載していき、加入率を上げるように活動していきたいと思います。

 

以上、賛成多数により承認

 

 

●活動計画案

●2013年度予算案

 

<質疑応答>

・自主「防災」会ですが、ぜひ「防犯」の活動もしていただきたいと思う。交代で見回りをするなど、防犯のことについても、一緒に考えていっていただきたい。名前も「自主防災・防犯会」とした方がいいくらいかと。

〈回答〉役員としてもぜひ防犯も考えていきたいと思って打ち合わせをしている。すでに名前はついてしまっている。七国小に通っている児童のなかで七国4丁目は最も多い。子どもたちの安全も含め、防犯活動も考えていきたい。こころづよいご意見ありがとうございます。

 

・街中点検、ハザードマップ作成とあるが、その対策、処置などはどのようになるのか。

〈回答〉市役所や行政へひとつずつ投げかけながら、対処していきたいと考えている。家庭内の点検は、消防署や警察署など、プロの目でのアドバイスも受けられるようにしていきたい。

 

・役員会は月1回とのことですが、総会というのは年何回ですか。次回は。

〈回答〉定期総会は年1回となっておりますが、必要な案件があれば、臨時総会を開くこともあります。

 

・実際に災害が発生したときに防災会として何をしていくのかということをいつまでにどうやって決めていくのかということが今年度の活動計画に入ってくるかと思っていたが、そのあたりはどうなるのか。

〈回 答〉災害は待ってくれませんので、大至急打ち合わせに入っていきます。市や学校との打ち合わせ、なども必要です。七国4丁目としては避難所になる場所が西 公園しかないので、その開設方法などもどうすればよいのか、など具体的なマニュアルを作っていけるようにしていく予定です。決まったことはホームページや 回覧板でみなさまにお知らせしていきたい。みなさまからも、いいご意見がありましたらぜひお寄せいただきたい。

 

・七国4丁目の男性は都内などに勤めに出ている方が多く、何かあったときには女性と子ども、高齢者が残るようになる。安否確認や連絡方法など、どうすればよいかなど、体制を早急に整えていただきたい。

〈回答〉帰宅困難者、また自宅に残された方の安否確認方法は一番気になる部分かと思う。災害時、各家庭の安否確認方法など、自主防災会としてどこまで出来るのかも含めて、考えていきたいと思っている。

 

・役員のみなさんボランティアでやっていただいて、頭が下がります。提案ですが、役員会の時にはお弁当を出すとか、お茶菓子を出すとか、ぜひやって下さい。

〈回答〉うれしいお言葉ありがとうございます。お気持ちだけ、ありがたくいただいておきます。

 

・ 防災倉庫の中に何がどのくらい入っているのかをお知らせいただきたい。また、倉庫の鍵はどなたが持っていて、どう開けるのかなど、こまかいことも教えてい ただけたらありがたい。それから自助ということもこれから大切になってくると思うが、学校には毛布がどのくらいあるとか、そういった情報もあるとそれぞれ 何を準備すべきかなど分かってよいと思う。

〈回答〉防災倉庫にはまだほとんど何も入っていない。これから必要な物を買いそろえていきたいと考えている。必要な情報はその都度みなさまへお届けできるようにしていきたい。

 

以上、賛成多数により承認